Good luck Good home & Have fun

高橋凌峰ががんばるブログです。

過去の失敗体験はあればあるほどいいという話

僕は29年生きてきましたが、失敗の人生しか歩んできませんでした。

僕の親は両親とも教育者なのですが、専門職の人特有の頭の硬さが特に父親にあり、

父親の気に喰わないことがあれば激情的に怒られる幼少時代を過ごしました。

友達の家にも自由に遊びに行けないし、家にはゲームも漫画もないし、

エンタメ系のテレビ番組も見ることは許されないため、

幼いころからNHKのニュースを見ていた記憶しかありません。

 

特に驚いたのは当時友達が家に泊まりにきた時に小型テレビで

こっそりその友達と当時はやっていたGTOを見ていた時、

ただのドラマであるGTOさえも見ることは許されず、

その時も怒られました。

 

そのおかげ学校の友だちとの共通の話題もなかなかなく、

苦悩な毎日を過ごしていました。

家族仲もその父親の正確も相まって悪く、

夫婦喧嘩が絶えない毎日で、母親が泣かされることも多く、

それにビクビクしながら過ごしていました。

 

それだけではありません。

当時僕は学校でいじめも受けていました。

まあ、今考えればたわいもないようなものかもしれませんが、

ですが当時の僕にとってはとても嫌な思いをさせられました。

それを学校の先生に相談したらみんなの前で僕をいじめている人を探そうとして、

そんなこといじめを受けている当人の前で発表するかなんてすごく

嫌な気持ちになっていました。

 

習い事として乗馬も習っていましたが、

その当時の僕は人間関係が本当に苦手で、

親に連れて行かれるたびに本当に嫌な思いで通わされていたことを思い出します。

その人間関係が苦手なところは高校に入っても治らず、

高1で親の勧めでNZに留学することになるのですが、

現地でも友達はできず、帰ってきたら帰ってきたでいっこ下の学年に入ったので

周りからはちょっと違う人という目で見られていたので

コミュニケーションも上手くいきません。

 

大学では高校でもやっていたこともあってラグビー部に入るのですが、

そこでも人間関係で嫌なことが多く、本当に苦痛の毎日でした。

 

社会人になっても当然治りません。

なぜか人間関係が苦手なくせに営業職になり、

そこからまた苦痛の毎日が繰り返され、うつ病になり、現在に至ります。

 

こうしてさらっと自分の人生を振り返ってみても、

全ての時代で人間関係で悩んでいます。

そこから自己否定に走り、自己嫌悪しまくり、

自信喪失の果てに自殺未遂もするのですが、ま、結局今生きてますけど、

僕は親の影響が大きいのかなと思っています。

 

医者にも言われましたが、親が厳格であったり、厳しく育て過ぎたり、

干渉しすぎたりすると自分に自身を持てない人間になるそうです。

自分で好きなことに没頭し、自分で判断できる能力が養えず、

ひとりの人間として成長できなくなるそうです。

 

大人になってから後悔したこともたくさんあります。

ですが、ここで重要なのは、全ては自分で選択した結果今の状態が

あるということです。

これは、うつ病で療養している間に読んだアドラーの「嫌われる勇気」から

学んだことですが、アドラー的には全ての行動には「目的」があるそうです。

アドラー心理学は「原因論」ではなく「目的論」で考える心理学です。

例えば、本の中に書いてあったことなのですが、

引きこもりの子どもがいたとして、

その子どもは「原因論」でみれば学校でいじめられて引きこもるようになったと

考えることができますが、「目的論」で考えるアドラー心理学では

その子どもの「引きこもり」という行動にも目的があるとのことです。

 

その子にとっての引きこもりの目的は、

「親に同情してもらいたい」というものだそうです。

と、考えたら、自分のこれまでの行動にも目的があったのかななんて考えます。

乗馬クラブに通ってて嫌だと言えなかったのは「親に怒られないため」、

高校に入ってラグビー部に入ったのは「親に怒られないため」

(当時昔ラグビーをやっていた父親の勧めでラグビー部に入りました)、

大学でラグビー部に入ったのも父親のすすめで、

これまた「親に怒られないため」。

 

げんなりしますね。

それが真実かどうかは分かりませんが、

でも1つはっきりしていることがあります。

それは、全て自分が選択してきた結果、今があるのだということ。

家庭環境が悪ければグレるという選択肢もあったと思うし、

家から離れたければ高校から下宿なんて選択もあったと思います。

まあ当時そんな余裕はなかったのですが、

でも全て結果的に自分が決めてきたことなんですよね。

親の意見を気にしながらなんて言っても、決めるのは自分なんです。

て考えたら、人のせいに(自分の場合は自分の人生が悪くなったのは

親のせいだと考えていました)するのはとんだ的はずれな考え方なんですね。

 

酷かもしれませんが、あなたの(自分も含め)全ては自分の選択した結果

今があり、全て自分の責任なんですね。

無職になったのも、貯金ないのも、うつ病になったのもそうです。

もっといえば自分がそうしたいと思ったからそうなったわけです。

酷ですが。

ですが、これを逆に考えてみましょう。

これは言い換えれば思考は現実化するということです。

要するに、人生思い通りなんです。

でも、恐らく多くの人がこれに気づいてはいないのでないのでしょうか。

だから、後悔したり、愚痴を吐いたりするんでしょうね。

本来人生は自由なはずです。

人は幸せになるために生きてるはずです。

だから、プラスイメージは大切なんですね。

プラス思考とまではいいませんし、マイナス思考がよくないともいいませんが、

将来に対してプラスのイメージを持つことは大切です。

これが人が成長していく大原則です。

 

そもそも人間の能力に大差なんてありません。

違うのはイメージの在り方です。

例えばサッカーの本田選手や野球のイチロー選手は、

小学校の作文で自分は将来サッカーで有名になる、

野球で成功する等の夢を掲げていたそうです。

それも超具体的に、行動レベルまで落とし込んでいたそうです。

でも、他の子はそんな具体的になんて考えていません。

そのため練習量や努力の仕方が明らかに変わってきますし、

一つ一つの行動に目的を持って取り組めるので、

無駄は一切なくなります。

成長しかしない訳です。

 

一方サッカーで強豪になんか勝てない、

甲子園になんて出場できる訳がないなんて考える人はその通りの

行動しかしないんです。

その結果、ある意味でお互い自分の望む人生を得ることになる、

あるいはなってしまうんですね。

 

では、なぜこんなにも違うじんせいになってしまうのでしょうか。

その原因の1つに環境があると思います。

ふと周りを見渡せばなんとまあネガティブな意見が溢れていることでしょうか。

親にしても、先生にしても、友達にしても、夢なんて叶えられない、

好きなことで生きていくなんてできないなんて考えている人が

多いのではないでしょうか。

そりゃそうですよね。

だって、周りの人達はそのための行動をしてこなかった人たちなのですから。

 

僕たちは、良くも悪くもお互いに影響しあって生きています。

特に自分の生活している範囲にいる人達の影響力は強いです。

だから変な人に見られたくないと思いますし、

周りに合わせようとしてしまうんです。

でも、言ってしまうと、それも結果的にあなたの下した選択ですよね?

人によって環境は違いますし、周囲に振り回されずに自分の信念を持って

生きている人もいますが、大事なのは全ての責任は自分にあると考えることです。

 

そうすれば周りに影響されることも少なくなります。

本田選手やイチロー選手はその自責の考えができていたのではないでしょうか。

こう考えることができれば、人生は自由です。

あなたがサッカー選手でACミランでプレーするのも、

起業して会社を興すのも、営業でNo.1になるのも、

無職であるのもニートであるのも全て自由なんです。

だからこそ自責の考え方は大事ですし、

人生の大部分はそういったマインドセットでできているのではないでしょうか。

 

そんなこと言ってる自分もこのマインドセットの大事さには最近気づいたばかりです。

これはやはりアドラーの「嫌われる勇気」が大きかったのでしょうね。

マインドセットのあるなし、マインドセットの質の善し悪しで人生は分かれます。

この考えでもう1つ言えるのは、人生に遅すぎることなんてないということ。

人間いつだって挑戦していいし、そもそもその行為自体に良い悪いなんて

他者が判断する事自体がおかしいんですよね。

 

だってそれはあなたの人生だから。

他者にとやかく言われる筋合いはないんですよ。

やりたいことがあるのであればそれを実行に移さない手はないです。

失敗したらどうしようなんて思いも出てくるかとは思いますが、

それもマインドセット次第です。

自分が心からそれをやりたいと思っていたら周りのことなんて

どうでも良くなるはずです。

 

むしろ身体の中心から意欲が湧いてきて、

失敗なんてありえないと思えるはずです。

僕は、こんな、自分の心からやりたいことをやっている人を増えれば良いなと

思っています。

そうすれば、もっと面白い社会になってくると思います。

そのためには、まず自責の考え方を身につけることですね。

そしてこれまでの人生に後悔しているのであれば自分の過去にも責任を持つこと。

少し勇気がいりますが、これができるようになるとあなたの人生は

より良くなると思います。

 

そして、若いうちにこの考えを持てれば良いのですが、

30代、40代でも遅くはありません。

遅いという概念さえもありません。

この年代であればむしろ後悔していることこそが今後の自分の

ブランディング要素になってくると思います。

 

例えば事業で失敗した、女性と付き合ったことがない、

友だちがいなかったなんてのは、僕から見ればあなたを魅力的に魅せる

ブランディング要素の1つにしか見えません。

ただ、この要素を魅力的に魅せるために実績は当然必要です。

だからこそ「こんな成功している人でもこんな過去があったんだ」

というブランディングに繋がるわけです。

 

さあ、その今までの経験を魅力的に魅せるために今からあなたは何をしますか?

何を心からしたいですか?

考えてみてください。

これまで夢中になったものは何ですか?

時間を忘れて没頭したものは何ですか?

それらになぜそんなにも没頭したのでしょう。

あなたが喜びを感じる時はどんな時ですか?

幸せを感じる瞬間はどんなときですか?なんでも良いんです。

 

考えて、書き出してみてください。

今の時代は見せ方を変えれば何でも価値になります。

ネットがあるので情報の拡散もできますし、

そのネットで自分の商品の販売もできます。

 

例えば片付けコンサルのこんまりさんなんかはそうですよね。

彼女は幼い頃から整理整頓が好きで、それが高じて今のビジネスに

繋がっているそうです。

というよりもビジネス化したという方が正確でしょうか。

彼女はものにときめきを感じるか感じないかで捨てるか残すかを

判断するらしいです。

この考えは普通に見たら変な人と思われるかもしれませんが、

彼女にはそんな批評なんて耳に入ってこなかったのでしょう。

 

そして彼女には「片付け」を通して目指したい世界があったのだと思います。

だからこそ本を出版し、テレビに出演し、協会まで作って自分の世界を

広げようとしています。

もちろん、これらはきちんとしたビジネスとしても成立してますし、

評判が評判を読んで彼女の英語版の本がアメリカで最近出版もされたそうです。

 

ここで大事なのは、それが彼女の本当にやりたいことであり、

だからこそ貫けた部分もあるのだと思います。

ある人は会社を辞めてけん玉で世界を獲ると言って有言実行し、

けん玉協会なんてのを作ってビジネス化している人もいます。

ある人はアイスクリーム好きが高じてアイスマンと名乗り、

メディア出演もしています。

夕日が大好きで何年間も全国の夕日を撮り続けた結果、

夕日写真家として生計を立てれるようになった人もいます。

 

Youtuberなんかも自分の投稿を後悔して反応が返ってくるのが面白くて

結果的にビジネスとして成立してますよね。

ビジネスの種はそこら中にあります。

 

ここで再度問います。

あなたのやりたいことは何ですか?

何に一番わくわくしますか?

考えてみてください。

そしてそれを通して作りたい世界を想像してください。

ビジネス的な戦略は色々ありますが、

一番大事なのはあなたのその想いです。

その想いがあるからこそ共感する人が反応し、拡散され、

さらにファンが増えます。

 

あなたはどんな世界を作りたいですか?

 

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