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高橋凌峰ががんばるブログです。

僕にとっての「旅」とは

「旅」。僕は「旅」が好きです。これまで色んな国に行きましたが、やはり「旅」が好きです。僕にとっての「旅」とは、ただの旅行ではありません。ストレスを発散させるためとか、ただの趣味とか、そんなレベルではありません。僕は僕の中にある「世界」を広げるために旅に出たいのです。だから、海外に出る時はパッケージツアーなんか申し込みません。地球の歩き方も持ちません。どこに行くかも決めません。最初の宿泊地だけ決めて、後は全て現地で決めます。大学時代にイギリスでバックパックした時などは、とりあえず海外に行きたいという思いでHISに向かい、直近で行けるのがイギリスだったため、HISのカウンターで行き先を決めました。実際にイギリスに行った時も文字通りリュックサック1つで、最低限の下着だけ持って飛行機に乗り込みました。全ては自分の中にある「世界」を広げるためです。そのため、あまり観光地巡りもしません。僕の中で旅において大事なことは、現地の人と交流すること。人間と交流することです。世界には色んな人がいます。イギリスで利用したホステルにはミュージシャンを目指してはるばるブラジルからイギリスに来た青年がいました。持ってきたギターでエリック・クラプトンの「レイラ」を歌ってくれました。ロンドン郊外のある田舎町で散歩してた時に、地元の青年グループに声をかけられ、そのまま一緒にパブに行って飲み屋を3件ハシゴし、イギリスで朝帰りをしたことはいい話のネタになりました。タイのカオサン通りに行った時は、露店で飲んでいた時に隣の白人の男性と仲良くなり、パスポートを無くしてしまったのでどうしようと笑っていたのには、こちらも笑ってしまいました。いやまったく、世界には色んな人がいるものです。とかいいながら世界一周なんてしたことないし、他の人に比べて行った国数なんて数えるほどですが、とにかく世界は面白いです。

 

なぜ僕が世界にこんなにも魅了されているのかというと、恐らく高校の頃のNZへの留学が大きなきっかけになったのでしょう。NZでは約10ヶ月の間現地のホストファミリーの家に滞在し、現地の高校に通っていました。最初はまったく英語がしゃべれなく、内向的な性格もあってなかなか人と打ち解けることができませんでした。ですが、3ヶ月ほど経つと英語にも慣れていき、少しづつ友達も増えてきました。それほど友達は多くありませんでしたし、相変わらず人見知りの癖もあったので、人間関係には結構悩みましたが、そこそこ楽しい時間を過ごせました。なぜNZを選んだのかというと、理由は単純で、僕がラグビー部に入っていたからです。NZは世界最強のチーム「オールブラックス」を持ち、ラグビーは国技として国民に愛されている国です。しかも僕が留学した年は2003年で、その年はオーストラリアでラグビーワールドカップが開催されていたので、僕はホストファミリーと一緒にワールドカップの試合を食い入る様に見ていました。NZは治安も世界でトップレベルに良く、日本人や中国人から移住してくる人もいっぱいいました。今注目されている四角大輔さんもNZが好きで移住してますね。国民性も温和な人が多く、イギリスの植民地でもあったので建築物や文化面もイギリスの色が強いですが、自然もきれいで過ごしやすい国です。苦しいこともたくさんありましたが、学ぶことも多くありました。その中でやはり自分の海外への興味が膨らんだのでしょうね。帰国後はなぜか英語を勉強するという選択肢を取らず、今に至るのですが、まあいずれ勉強しなおしてまたNZには行きたいと思っています。その他にもアメリカやドイツ、シンガポールブータンなどにも行きました。親が海外旅行好きというのもあって、連れられて行った国のほうが多いんですけどね。いずれにしても、海外は僕を魅了します。海外の、日本にはない雰囲気が好きです。海外特有の匂いが好きです。海外にいるとホッとします。色んな人種が入り混じっている景色をみると、自分は自分のままで良いんだと落ち着くんですよね。僕の求める「多様性」が海外にあるのです。そのため、僕は海外に何十回何百回でも行きたいと思っています。別に日本が嫌いなわけではありません。日本の文化も好きですし、料理なんか世界一だと思っています。おもてなしの心なんて日本唯一のもので素晴らしいと想いますし、わびさびなんか日本人でしか感じることができない感情だと思います。でも、何故か僕は日本にいると息苦しさを感じます。これはなぜなのか明確には分かりません。なぜか自由を感じないのです。もうすぐ30歳ですが、日本企業で、日本の中だけで一生を終える自分が想像できないのです。なぜか、自分は海外にいるべき人間だ、なんて思っているフシがあります。だったらその未来を叶えるための努力をすべきだったろと言われたらお終いですが、まあ20歳、恐らくそれより前からうつ病だったので勘弁して下さい。問題なのはそれをどう叶えるかですね。理想をいえば、アフィリエイトでまず30万稼げるようになって、1年後には海外生活を送りたいです。そのために今も記事を書いているのですが、とにかく日本にいる自分が想像できないんです。僕の求める理想の自分は、海外にいるのです。現実逃避なのかもしれませんが、前からそうなんですよね。何にしても、海外の良さは他の人にも知って欲しいです。

 

今はTABIPPOや高橋歩などを筆頭に世界一周ブームも起きているのですが、若者はどんどん海外に出たほうが良いと思います。日本では感じることができない雰囲気、匂い、世界があります。そして、観光だけをするのではなくて、現地の人と積極的に交流して欲しいです。英語がしゃべれない?そんなもの関係ないです。僕は留学していたことがあるので今も少しだけしゃべることができますが、でも英語がしゃべれるしゃべれないなんて関係ないです。英語がしゃべれないからバカにされるなんて妄想です。みんな優しいですよ。つたない英語でも一生懸命伝えようとする姿勢があれば、相手も一生懸命答えようとしてくれます。今の時代人種差別なんてのも少なくなってきています。ここ日本人の悪いところですよね。英語がしゃべれないから外人と話さない。英語がしゃべれたら世界が変わるだろう。だから喋れるようになったら外人と話したい。順番が逆です。まず、行っちゃいましょう。で、そっから先のことはなにかあったら考えればいいんです。まずパブに行ってみましょう。そして人の良さそうな外人に目星をつけて一言「ハロー!」と言ってみてください。そして「My name is 〇〇. I am from Japan.」とだけ言ってください。そしたら相手も「Oh! Nice to meet you!」ってなります。そこから先はボディランゲージでも使いながら、一生懸命話してください。相手も飲んでるので、機嫌よく聞いてくれます。無下に無視する人なんていませんから。ここで言いたいのは、大事なのは原体験です。原体験があるからこそ人はまた体験したいという思いが膨らみ、目的が定まり、勉強に身が入るんです。

 

英語はあくまでも人と交流するためのツールでしかありません。英語が話せることがゴールではないですし、TOEICで990点を獲ることもゴールではありません。コミュニケーションするためのツールの1つに過ぎないんです。もし英語が喋れなかったら、ボディーランゲージで表現すればいいんです。確かに英語がしゃべれれば楽しいですが、だからといってそうでなければならないというわけではありません。大丈夫です。皆やさしいですから。特に学生時代はこうした体験はのちに大きな影響を与えてくれると思います。これから、というかもうグローバル社会になっていて、海外からの人件費の安い労働者に仕事を奪われる可能性も大きくなりますし、日本企業の海外進出も必須になってくると思います。その中で大学のうちに海外でも英語が話せなくても人と交流出来たというのは大きな自信になりますし、もっと英語を勉強しようという原動力にもなります。なによりも自分の世界観を広げてくれます。

 

心理学でジョハリの窓というものがあります。これは自己分析するときに、「自分が知っている自分」、「他人が知っているけど自分が知らない自分」、「自分が知っているけど他人が知らない自分」などに分けて自分を客観視する方法ですが、ここで大事なのは、「自分も知らないけど他人も知らない自分」、という窓もあるということです。ここにあなたの可能性が秘められています。つまり未知の自分ですね。それは仕事や部活動、友人との交流関係など様々な場面で新しい自分を養えることができますが、海外へ行くというのはその新しい自分をさらに広げる助けになると思います。とりあえず、最初は観光でもいいし、パッケージツアーでもいいです。日本以外の「空気」触れてください。そこには日本にはない刺激があります。

 

「人生を大いに旅せよ」。これはドイツの哲学者であったニーチェの言葉です。ここで指す「旅」と言うのは必ずしも世界を見ろと言っているわけではなく、怖がらずに常に冒険しろという意味なのだと思いますが、旅も冒険です。そして、旅というのは人生の本質でもあると思います。色んな人達に出会って、色んな価値観に触れ、新しい刺激をもらう。世界一周するのもありですし、一つの国で1ヶ月過ごすのもありです。ただ、ここでオススメするのは「貧乏旅行」をすることです。お金に制限を設けてみてください。安宿に泊まり、スーパーで買物をし、大衆居酒屋的なスタンスのパブで飲んでみる。現地の人と同じような生活をしてみると、マインドブロックが外れやすくなります。というよりも、お金をかけて遊べない分他の手で楽しもうという考えが出てくるんですね。そりゃそうですよね。楽しみたいですもん。ま、これは1つの手段ですが、とにもかくにも世界には色んな人間がいるんです。あなたがこれまでにあったことのないような人に出会えるかもしれませんし、それが人生を変える出来事になるかもしれません。あなたはどの国に行きたいですか?その国にいつ行きましょ?その国に行ったら何をしますか?是非、考えてみてください。というよりも、この記事を読んで、少しでも海外に興味をもったらすぐにHISなどの旅行サイトを開くのもありですし、明日HISに行ってみるのもありです。すべては好奇心の赴くままに行動してみてください。あなたが思っているより世界は広いはずです。もしくは既にバックパック経験のある友人知人に話を聞いてみるのもありですし、僕が住んでいる宮城であれば仙台の国際センターに行って外国人留学生の友達募集掲示板を見に行くのもありです。HUBなどの飲み屋にいけば外国人もわんさかいます。まあ、最初から声かけるのはハードル高いかもしれないので、お金や時間がなければ最初は国際センターに行って友達を見つけるといいでしょう。僕も前国際センターで外国人留学生と交流しようと友達募集掲示板に載っているメールアドレスに「友達になりませんか?」っていうメールを送ったことがあります。その時に僕が海外に興味があることを伝えると、「なぜ海外に興味あるんだい?」なんてメールが来て、日本人では聞かれないようなことを聞かれてビックリしたことがあります。欧米っぽいですよね。でもこれこそ皆さんに体験してほしいことです。いい意味でカルチャーショックを受けまくってください。海外の自己主張文化、ロジカル思考文化はきっとあなたにいい刺激を与えるはずです。結局そのメールした人とは会うことはありませんでしたが、別の方で新たな出会いがあり、今、その出会いのおかげで人生が変わりつつあります。全ては行動です。行動してみないことには何も始まりません。お金も時間もなんとかなります。週末海外なんてのもあるくらいです。ピーチなどの格安航空なんかも最近はあります。海外へのハードルはさらに下がってきています。むしろいっそのこと最初から青年海外協力隊で2年間発展途上国の支援に行くなんてのもありです。大学を休学してそっちをしてみたほうが面白いことになるかもしれません。何度もいいますが、世界は広いです。日本だけで生きるのもありですが、せっかくの人生です。自分の好きなように、人生を大いに旅してみませんか?

 

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